みゆき楽団歳時記
MIYUKI-BAND みゆき(おじさん)のアコースティックバンド活動・猫イラスト・猫自慢・フライフィッシング日記・工作・・・散らかってます。ごめんなさい
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多摩川のホームレスとノラ猫を撮る「小西修写真展」終了。
 ノラ猫に係わる僕ら「ねこの会」は、過去の猫の記憶にも、現場の活動にも、いつか涙が枯れてしまう。古参の会員さんたちも「泣いている暇があったら、次のもう1匹を助ける!」と言って気丈に動いている。
 しかし映像の中の悲惨な猫たちや、同じ思いで猫のために苦労し、悲しむ人たちを見ると、なぜか枯れた涙がじんわりと染み出してくるのだ。
こもれび荘 映像グループ”ローポジション”製作の映画(犬と猫と人間と)←や、NHKの特集(ひとりと1匹たち)にも出演した、多摩川のノラ猫写真家小西修」氏の写真展←が今日で最終日を迎えた。毎週土曜日の営業中、写真家はいつも会場に来ていたと言う。
 ←これは会場となった元ホームレスさんたちの運営する「こもれび荘」の入り口だ。路地の奥の目立たない場所にあるサロンは、写真展最終日とあってか、大盛況だった。
 映画の試写を観て、この写真家の上映後の挨拶を聞き、出口へ会いに行ったのだが、観客に囲まれていたので「ノラ猫のポストカード」を買ってすぐに帰った。つづいて、NHKのETV特集でご夫妻の活動を観た。
 上映会で彼の目を見たときからこの人を好きになり、映像で見ただけの奥さんにも惚れた!
 それで今日は、どうしても会いたかったのだ。友達になるつもりは無い。むしろ、彼にいろいろな疑問をぶつけたかった。
 これだけの報道と反響を巻き起こして「お山の大将」になっていないことを確認したかったのだ。
 彼の仕事を尊敬するが、そのスケールが大きくなって、行政やボランティアさん達のカリスマになっていたら嫌だった。
 ・・・僕の失礼な質問に彼はきっぱりと答えてくれた!
「行政窓口には頼らない。現場を手伝うというボランティアや会にも、丁重にお断りして夫婦だけで動いている。報道されて人が集まれば、場所が特定されて、ホームレスにもノラ猫にもマイナスだ。」
 組織に属さない理由は言いたく無いと。言えば悪口も出てくるからだろう。・・・僕の疑問は解消した、嬉しかった。わが町の川にもホームレスは居るし、ノラ猫も居る。すぐに理解できた。
※[追記]:彼のHPでも、映画やTVでも語られていない、「猫の避妊・去勢手術の問題」それも彼自身からの回答を得た。「ほとんど全ての猫を自費で手術している。」と・・・。

 「良い男」で魅力のある彼が、女性ボランティアをあごで使い、ニュースに売り込んで多額の金を集めることも可能なはずだ。・・・でも彼は違った。写真集も出さず、この小さなサロンで写真展を開き、1枚150円の「ノラ猫ポスト・カード」を、今日も細々と売っていたのだ。
 かつての犬パークに現れた「アーク何たら」のように、1億円近いお金を集め、代表者も寄付金もわけが解らなくなって・・・係わったボランティアさんたちが、それを批判する掲示板を立ち上げて悪口を書きまくる。
 また、「崖っぷち犬」のときのマスコミの大騒ぎ。
 物欲も怨恨も無い動物達が鼻で笑っているよ。
 「犬と猫と人間と」の映画ではこの騒ぎも撮影していて、実に冷ややかな切り口で映像化している。・・・そのマスコミ騒ぎへの対比として印象に残るシーンがあった。
 子供達が捨て犬を拾い、みんなで育てて、譲渡会に持ち込んだ。その子犬たちの「里親探しのエピソード」が続く。里親が決まった子犬との”幸せな”お別れに、大泣きする子供たち・・・。
 映像は、これこそが動物への「無償の愛情だ!」と言わんばかりに観客の感動を呼び、観ていた僕などは多いに溜飲を下げる思いであった。
 僕らも全国ネットで預かりさんを募り、猫を荷物のようにペット便で輸送できる会ではない。
 僕らの小さな会でできる、わずかだけど誇りあること・・・「信頼関係のできた人への手渡しの猫譲渡」・「会費と募金と一部の助成、バザーで稼いだ資金での捕獲と避妊・去勢手術」・「理解と責任のある餌やりさんの居る場所へのリリース」。それだけである。

 僕は自分の行動を優しさだとは思わない。物を知らず、過去に犯した過ち。事故で、毒で、行方不明で、亡くした猫たちの命への単なる罪滅ぼしである。
 それをしなくてはならない環境や、共に行動する人々に自然と出会ってきたのだ。
 皆さんが取り組んでいる、難病の支援署名も、障害者施設への協力も、じつは全部同じことだと思うのだが、どうだろう。私は優しい!と思うかい?
 会場はホームレス支援の「もやい」が運営する喫茶店。・・・その名のとおり、木漏れ日のような優しいたたずまいである。僕はゆったりとした切ない気分の中、過去にホームレス生活を経験したはずのカッコイイ爺さん婆さんと「100円!」のコーヒーを飲みながらニコニコ笑って。・・・写真家夫妻へのプレゼント、僕らの「ねこの会資金」の販売グッズである「にゃんこクリップ」2匹を渡して、膨大な量のフードの(ほんの)一部を支援する約束をして、
「じゃあ、ありがとう。また来ます。」と言って「こもれび荘」をあとにしたのだ。
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テーマ:動物愛護 - ジャンル:ペット

コメント
この記事へのコメント
多摩川、結構犬猫が捨てられるんですよねえ。
先日、いつもの場所で犬を運動させてたら、1週間前にミニピンを拾ったというおじさんと遭遇。
一緒に鞄が置いてあり、フードとか入ってたそうです。
こういう話を聞くと悲しくなりますが、その子はおじさんになついてました。

どうも今、簡単に動物を捨てる人が多い気がします。
その原因のひとつにペットショップがあると私は思ってます。
簡単に買う事のできる環境、簡単に飼えますよと説明するショップ。
もっと飼い主の意識が変わればといつも思ってます。
犬の飼い主さんも正直飼い主意識が低い方が多くなりました。
それだけ簡単に飼えると思われてるのかなと思ってます。
2009/03/22(日) 04:18:51 | URL | ちあき #sCtPCMnU[ 編集]
ちあきさん
展示販売のペットショップを禁止する法律制定しかないでしょう。埼玉が全国のさきがけとなるように、日本が欧米人のように施設の動物を救うことに誇りを持つように。
簡単に買えるし飼えるし、捨てる環境も整っている悲しい日本です。
僕は生体の置いてあるショップには近づかないし、もちろんトリマーや販売員とは話したことも無いので解りません。悪い人ではないはずです。

むしろブリーダーが厳しい目で飼い主を選定し、チップを埋めて登録させ、捨てたら犯罪者として確実に罰せられるように、まず政治家の考えている動物愛護の法律があいまいでどうしようもありません。
ホームレス問題の根本も企業の体質や法整備のあいまい、これにそっくりです。
だから小西さんのような人が話題になるのですね。
2009/03/22(日) 08:45:50 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
おそらく何事の始めも善意からだと思うんですね。
ですけれども、「こんなことしてすごい」とか
「○○さん、ファンです」とか
「協力させてください」とか言われてくると、
人間って、悪魔が心の入ってきますよね。
そうやって、堕落していく人がほとんどだと思うんですよ。
どうではなくて、最初のまま最初の志を持ってやっていくことをなさっている方は、
本当にごりっぱだと思います。
しかも、やったところで何の得にもならないことならなおさらですね。
しかし、これが人間の徳となると。
お金に目がくらむだけではなく、自尊心に目がくらんだりするだけに、
「ありがとう」「大変ですね」という言葉は
さらっと受け流したいものです。
2009/03/27(金) 01:23:06 | URL | お狂 #-[ 編集]
お狂さん
終始一貫とはこのことですよ。僕は俗と聖の差を見た思いでした。
彼の風貌はカッコ良過ぎるから、たしかに「ファンです~!」という女性も来ていたが、それよりも集まったホームレスさんや、僕のような嫌な問いかけをする人間にちゃんと対応してくれた、本物です。
ここまで報道され、映画にまでなったうえで、天狗になったり堕落しないで貫くというということは難しいですよね。
このホームレスの更生施設を写真展会場に選んだ時点で、僕はすごいなあ、と思っていたんですけどね。写真集を出してくれればもっともっと広がるはずの行動です。
それはでも、賛同者を集め規模を拡大することじゃなく、一人一人の中に植えつけていく楔のようなものです。
入間市で同じような写真展をやりたいけど、簡単なイベントととらえて写真をお借りしたりするのも安易な考えと思い申し出ることをためらいました。
単なる写真ではなく、行動記録だからです。
彼が展示する場所へ、実際にそこへ行って見る、そのほうが価値があり楔は深く刺さっていくでしょうね。
2009/03/27(金) 10:26:27 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
今 テレビを見ました
今 「わんにゃん茶館」を見て涙し 気がついたらパソコンで小西さんを検索していました。人間ってホントに罪なことをしますね。私は捨て犬1匹と捨て猫2匹を飼っています。小西さんご夫妻のしていることを沢山の人に知ってもらい傷つく動物達がいなくなることを祈っています。私の住んでいる三浦半島でも動物虐待で傷ついている猫が多いそうです。今 改めて自分が捨てられた動物達に何が出来るかを考えています。
2009/04/16(木) 21:22:56 | URL | マサ子 #-[ 編集]
うちで飼った猫のなかで、稀に見るブスの野良猫は、よほど持てないと見えて、いつも、けたたましく鳴きながら戻ってくる。
そして足もとに絡みつき、食い物をせしめるまでわめき続ける。

いくらやってもきりがない。つまりは、追いかけても追いかけても、袖にされる我が身のぶすさ加減に絶望して、過食症にかかっていたわけだ。

それが、ついに食わなくなった。
とても様子がおかしいので、今際の際を看取ってよと、かーちゃんから矢のような督促だ。
わしは、大阪で取材していた。
十枚書いて、五万のお仕事だ。

入院させろ。
入院加療費が八万になったという、その日、とうとうもう駄目になった、という。

「かわいそうに、だぶ(猪八戒ともいう)は、恋人探して、埼玉県中を駆けまわり、ただの一度も報われないまま死ぬのよ。あんた、釜ヶ崎がいいわけ?飲んだくれている場合じゃないわ。“猪八戒”が死ぬのよ。死に目にあってやらんでどうするんね。もう、帰ってきなさんな。あんたなんか、あたしのとーちゃんじゃないわ」

五万円の稿料を放り出して、猪八戒の死に目に会わなきゃ、離縁されかねない剣幕だ。

小三の頃から、猫とのつきあいはいろいろ、ある。
何十年も。

それで、ブスを看取りに戻ってきた。
そうしたら、ケロッとなおって、また、あちこち、埼玉のはずれまで出歩く。


ブスでもかわいいわ。
なぜかなあ?

2009/04/16(木) 21:32:13 | URL | 田中洌 #mQop/nM.[ 編集]
マサ子さん
「小西修」で検索してここにたどり着いたんですか?ありがとう。不思議なご縁ですね。僕も昔から猫のボラをしていますが、この人にあってから目からウロコと、涙ぽろぽろ落ちました。
僕は自分が入っている「ねこの会」に守られ、励まされてやってきたにすぎない。

初めて覚悟を決めた「男の心意気」を学んだ思いです。彼の奥さんもすごい人ですね。
うちの奥さんは「いいかげんにせい!」と言ってくれるのが仕事ですが、拾ってきたら、またか、と怒りながら可愛がります。集合住宅なので大好きな犬は飼えません。
どうか三浦半島の猫たちにも幸あれと、祈ります。
2009/04/16(木) 23:01:21 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
田中洌さん
勝手に「ルンペン放浪記」ブログをリンクして読みに行って居りました。入間川のホームレスさんについては、僕も猫と付き合う以上ひとごとではないわけです。同じ市内に住居を持ち、コメントやメールを頂いたこともありましたね。記事中の「モヤイ」のことなどは、どう感じられたのでしょうか?

しかし洌さんのルポは読んでも、重くて深くて、気軽にコメントなんぞ書けませんでした。大阪の釜の記事も読みましたが、ブス猫がそんなことになっていたとは・・・。
健康になって何よりです。そして何事も無かったかのように、旅猫となって出て行くわけですなー。
猫の入院費8万円・・・その間の稼ぎが5万ですと?ライターさんも厳しいですね。
猫にゃ~お金ばかり掛かるものです。僕らもノラを一晩かけて捕獲・手術して1万以上払い、時給は、マイナス何千円ですかね???

僕は、ご存知と思いますが「いるまねこの会」で活動してるので、バザーやグッズ販売の売り上げと、ノラ猫への寄付がありますから、生活はまだ破綻せずに生きております。

その優しき奥様にも感謝しますね。だんな様の稼ぎに目もくれず病院代を出しちゃう天使です。
だんなよりも猫を取る、その決意も見上げたもんです。わが妻は猫を拾ってくると怒りますが、いざとなればうちもそうかも、僕が離縁かも知れないなー。

何処かでお目にかかれる日を期待して、入間の河原をもそもそと歩いております。
僕は写真を公開しているので気付いてください。そのときはどうぞよろしくお願いします。
2009/04/16(木) 23:28:08 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
もやいはすてきだぜ。
みんなにくそみそにいわれているNPO法人・SSSと違って、もやいはいいわ。

とうのたったホームレスにも評判はいいし、湯浅のにーちゃんもばかみたいにまじめだ。

一度、藁をもつかむつもりで電話したら、何時間も話し中でつながらない。
やっとつながったら、出て来たねーちゃんに「よくわかりません」といわれて、ぷつんと切れた。

「ちえっ!」と落ち込んでいたら、二日後の日曜日(日曜日だったことはいまでも覚えている)、湯浅と名乗るにーちゃんから電話がかかってきた。

おかげで、借りてきた猫みたいに恐縮していた老ホームレス(75歳)も、寝室を提供して事務所の床で寝起きしていた倅も、九死に一生を得た。

あれから、3年になるが、今でも、その電話ことは忘れられぬ。

電話がなきゃ、しっちゃかめっちゃかだ。

当時くたばりかかっていた老ホームレスは、今では高倉のワンルームで福祉を貰いながら、ときおり「恋をするぜ」と息巻き、盆暮れにヤオコーで買ったビール券を持ってくる。

ちょいと、ねじがゆるんできたが……、あと十年は軽く持つな。

2009/04/17(金) 14:45:38 | URL | 田中洌 #mQop/nM.[ 編集]
田中洌さん
早速のご返答、恐縮です。
やはり「もやい」はまとも?良いのですか。僕もあそこの空気を吸い、温度や皆の顔を見て、ここは良いところだと感じたので
>優しいたたずまい。ゆったりとした切ない気分。。。
と書いたのですよ。湯浅の兄ちゃんという人にも、僕は会っているかも知れない。こわごわと訪れた新参者の僕を、一気に引き込んでくれた気さくな若い兄ちゃんが居たんですよ。

前にSSSについての(怪)文書が、批判的に各戸に配布されておりまして、これはN橋あたりのホームレスさんたちが配っているんだという噂でしたね。
あれもおそらくは洌さんのルポだったのかもしれないです。非常に強い衝撃を受けましたね。

その頃、路上ライブで歌っていた入間市駅前のアズマヤから追い出された路上生活者達のことや、彼らの溜まり場にならぬようにと、市役所の給水器が撤去されたことなどを日記に書いた記憶があります。
あのチラシは洌さんのものだな。そうに違いないわ。
2009/04/17(金) 21:09:14 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
ありがとう
“あれ”はその通りです。

中橋の二人と市民グランドの二人に毎月、ポスティングしていただいたもので、今は、みんな、福祉を受けアパートに入って、配る人がいなくなったので、休刊しています。

駅前のあずまやのばーあさんも倅とともに居宅保護に入っていますので、ご安心を。

“あれ”を読んで施設(SSS)行きは嫌だと踏ん張った読者のひとりも、うまく、居宅保護に入りました。

市役所の給水器は、ホームレスにたむろされることを嫌う、総務課の仕業です。
壊れたといいのがれしますから、給水器のメーカーに直接取材して、とっかえるのに30万ほどかかるといい、事実、市は見積もりも取っていました。

市議二十名が一万数千円ずつ出せば、設置できるものなのに、いまだに撤去したままです。

それでも、影でせっせと救助してくれる無名のよき人たちがずいぶんたくさんいることに“あれ”を出して、はじめて、知りました。

食い物、テント、寝袋、ライター、衣類、毛布、米、激励、残材、なすび、はてはカンパまで、山ほど頂きました。

追記。生活保護に入っていたひとり(59歳)は、先月、新聞配達員として無事自立しました。
2009/04/18(土) 08:00:11 | URL | 田中洌 #mQop/nM.[ 編集]
田中洌さん
おお!やはりそうでしたか。
疑問符が解け、より親近感を感じられて嬉しい思いです。
いろいろな情報も頂きました。しかしまた、憤りの方が増えていくのがこうした問題ですね。
より具体的なことはメールで書かせていただきます。
こちらこそありがとうございました。
2009/04/18(土) 13:15:39 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
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