みゆき楽団歳時記
MIYUKI-BAND みゆき(おじさん)のアコースティックバンド活動・猫イラスト・猫自慢・フライフィッシング日記・工作・・・散らかってます。ごめんなさい
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迷い猫の張り紙(内田百「ノラや」の悲哀など)
迷子のお知らせちゃっくん
ブログ友達ちあきさんちの「ちゃっくん」(茶トラ長毛1歳半)が神奈川県川崎市で行方不明です。心当りのある方は、ブログ「ちゃっくんの大冒険」へ連絡してあげてください!
 ・・・というリンクをしばらくトップに張っていた。町の電信柱や、スーパーの掲示板にも「ちあきさん」は張紙をしている。いくつかの「良く似た猫」情報があったものの、いまだ帰ってこない。首輪をしていなかった、ちょっと開けた戸口から影のように気付かれないまま出て行ったという。
 リンクだけでなく、新しい記事として常にサーバーへアップされるよう提言しているのだが。

 これは※”逆”迷子のお知らせDSCF0041.jpg
 と言うべきか。オス♂のアメリカンボブテイル風(ミックス?)で保護したときは6ヶ月くらい?だったらしい。埼玉県狭山市柏原の「石窯パン工房・”穂の香”」付近で、店主みずからが保護したのだ。
 やはり首輪が無い。捨て猫とは思えぬほど人慣れしているから、飼い主が探しているんじゃないか?と心配して張り紙をしている。「迷い猫保護しています」というわけだ。
 「迷い猫」と聞いて思い出すエッセイがある。内田百の「ノラや」。僕は息詰る思いで読んだ。老人百(のちに「百間・ひゃっけん」)先生の家に居着いてしまったノラ猫との別れの物語だ。老人は次第に情が移り、「ノラ」という名前をつけて溺愛する。
 ※戦前には「室内飼い」という意識は無いから、一年あまりでノラは家を出て、二度と帰ってこなかった。

 老飼い主は悲哀に満ちて、毎日を泣いて暮らす。猫の声がしたら飛び出し、「ノラ」ではないことに嘆く。帰ってきた!という夢に目覚めて泣き、雨の日にはひもじく凍えたノラを思い、新聞に懸賞広告まで出した。賞金目当ての怪しい情報にも、行って確かめては「ノラではなかった」と泣く。
 良く似た死んだ猫を埋めたという噂を聞いて出向き、その墓を掘り返すことまでしている。
 ノラ猫一匹のために・・・異常な爺さんだと思うかい?しかし、愛猫の失踪を経験した人は笑ってはいられない。この老先生の気持ちが痛いほど解るだろう。

 老先生のところには、のちに別のノラ猫が来るのだが、この猫とのエピソードもまた胸に迫る。
 お前は「ノラ」の代わりにはなれない、でもこの子も可愛い。それにつけても、ノラはどこへ行ったのか。全てが慈愛に満ちて、深く描かれていて、とても切ないのだ。

 冒頭の「ちあきさん」のところには、他にも動物がたくさん居て、また「ルーデル」という茶トラの子猫もやって来た。でもやっぱり「ちゃっくん」の代わりにはならない、別の命だ。
 弱くて病気だらけで、必死で大きくなった「ちゃっくん」を、僕は小さい頃からブログで応援し、知っている。
 早く帰ってくることを祈っています。
 地域猫意識の進んだ東京の下町や、車の往来も少なく、住民全部が親戚付き合い、なんていう離れ小島のノラ猫はほのぼの癒される。ノラ生活を経験した大人猫なら、不妊手術を施してリリースするという選択肢もあるだろう。
※[25日の追記]:(ヤラセの多い)テレビの「ほのぼの動物番組」を信じていた僕に、ブログ友達のMさんが教えてくれた。熱海初島の猫、救出にお力を貸してください!。(←クリックして状況を見てください。)ここで物資と資金のカンパを募集しています。農作物のネズミ被害防止のために増やされた初島の猫たちが捨てられ、今は餌ももらえずに餓死していると言う。
 また「地域猫」といっても、猫の居る公園に毒団子を置いて殺す人格障害者もいることを忘れてはいけない。これらは改正愛護法に照らして、重い罰則のある「犯罪」です。

 でも普通の町に居る飼い猫は「旅に出た」などといって探さなければ、追われて怯えて、飢えて凍えて、あるいは車に跳ねられ、カラスに襲われて野垂れ死にをするだろう。

 注意深く「完全室内飼い」をすることだけが、猫の幸せと長寿のための飼育技術なのだ。
 僕も「半室内・半外飼い」のようなことをしていて、何匹かの猫を死なせた。その罪滅ぼしで、ねこの会のボランティアをしているのだ。 集合住宅に越してからはベランダにさえ出さない。
(ベランダは大丈夫、と思っている飼い主さんに言っておくが・・・必ず手摺りから落ちるのだよ!)
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テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

コメント
この記事へのコメント
今日、ちゃっくんの記事をまたアップしてみました。
最近うちの裏で猫の声がする時があるのですが、まだ姿を見てません。
その子の姿が見れるといいなって思ってるのですけど。
見に行くと見つからないんですよね。
2009/01/25(日) 18:35:30 | URL | ちあき #sCtPCMnU[ 編集]
ちあきさん
それは気になるでしょうね。前に聞いた話では、普通に隠れているなら半径500mを出ないはずだとか。(個体差があるし、ちゃっくんはお外に慣れていたからなあ)
見つかるかどうかも心配ですが、健康で何処かに居ることを祈らずには居られません。
まさに百先生の心境だ。頑張ってくださいね。
2009/01/25(日) 20:28:00 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
猫は昔からいる生き物ですから、
昔の飼い方をしている人たちも多いですね。
特に、地方ではね。
記事にした記憶がありますけど、
広い道路に面したいちじく農園にいちじくを飼いに行った際に、
ダイナ君がそのお店の犬を見つけ、相手をしておりました。
聞くと、先日迷いこんできたと。
いついているから飼うことにしたというのです。
それはそれでいいかなと思ったんですけど、
「うちは動物が好きで猫も一時は十匹以上いたのよ。
でも、前がほら、こんな風に道路でしょう。
出ていってひかれてしまうのよね」
そりゃそうだろ。
出ていくだろうし、出ていけば事故にあいますよ。
私、「室内飼いにしないと駄目ですよ」といいたかったのですが、
人間関係ができていない状態でいえなかったです。
なんか「う~ん、そうですか」と言うしかなかったですね。
自分のブログに前に北海道の迷い猫のリンクを張っておりました。
その方は何ヶ月もさがしておられましたが、
いろいろな方のご協力を得て、
半年くらいたっていたでしょうか、
見つけて捕獲したとのこと。
正直、リンクを貼りつつ、「どこであきらめるかという次元になってきたのではないかなあ」
などと思いましたが、
反省しました。
本当にこの飼い主さんはねばり強く、仕事が終わってから毎日、さがしにいかれ、
その途中で知り合った方から情報をいただき、
その捕獲できた日も「今、来ている」とお電話があって、出かけたようです。
ブログ仲間でお近くにいた方が一緒になって捕獲されたとのこと。
ある意味、多くの方々の善意の賜物と感じました。
こういう善意のもと、あきらることなどできないですよね。
ましてやかわいい家族ですから。
2009/01/25(日) 23:52:40 | URL | お狂 #-[ 編集]
飼い猫がいなくなるのは、本当に切ないものですよね。一日もはやく無事に再会できますようにお祈りしております。

そして、私も「ノラや」が大好きなのです。是非若い人も読んで欲しいです。
こんなに猫を大事にしてくれるのも人間、邪魔にするのも同じ人間ですが、どうにもバランスが悪く、弱い者苛めのほうが増えてきたのでしょうか。
(また、まず、救う人より、猫が供給過剰で。だからボランティアさんも救いきれない。)
人間の犯罪も近頃思いもしないような残虐な事件が多いですよね。
弱者は生きにくいですよね。
私は猫で泣ける異常な爺さん=百の生き方のほうが好きです。ノラを探す過程で、わざわざイタズラ電話で「もう美人芸者の三味線になっている」とか嘲笑する人よりは。
確かに大不況の世の中なのですが、(十分貧乏なんですが、)とても今便利な上、戦争がない平和な世の中なので、昔話の辛いお話あれこれを聞くと、今のままで十分幸せです。
不平不満のしわ寄せが、人でも、動物でも、弱者に向かっていきませんように。

飼い主のいない猫の件ですが、たとえ観光資源にならなくても、餓死以外で、文化的に増やさない方法で飼う、里親探しをして欲しいと願います。
自分もほぼ里親探しに破れた多頭飼育者なので、とても困難な事ではあるのがわかりますが、其処を何とか踏ん張ってーーーです。
2009/01/26(月) 00:46:07 | URL | M #TXsCAm0Q[ 編集]
お狂さん
猫が10数匹いて外飼いをしていれば、轢かれてしまうのは当然です。
僕も前の借家一軒家のときはそうやって死なせました。つい先日もある人の可愛い子猫が死んだけど、やはり出たがるままに出していて「この子は畑のほうしか行かないから大丈夫」と言っていた。その矢先に通り側へ出て轢かれましたね。
この人にも「諦めて慣れてしまうから、どんなに出たがって啼いても出さないで」と言ってあったのですが。飼い主も、僕のようにたまに会って抱いていた者も悲しみます。

迷った場合は諦めはしないですね。
過去の経験ではボス猫に追われ、本当に旅に出て修行して帰ってきた男の子も居ますが。まず探し続けて諦めないのが基本です。意外と近所の植え込みの奥深くなどで見つかるものだけど、遠くへ行ってしまう場合は連れ去りや、大事に飼われているか、寝ていたトラックの荷台で他県へ行ってしまうなんてのもあるでしょう。
今はネット社会。リンクしていて「捜索はもう辞めました」とは言って欲しくないよね。みんなの善意を切ってしまうし、ブログで見ただけの人だって可愛いわが猫のように感じていますから。
日本中に知られていく効果は凄いはずです。
まして「ノラや」は、新聞広告とか張り紙、口づてしかない時代の話ですからねー。
2009/01/26(月) 10:05:01 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
Mさん
先日記事で書いた、保健所殺処分施設からの引き取り団体登録制は典型的です。地方行政は社会一般のニーズに応えていきますから、役人も一般人も猫のことなどに構っていられず、お金を出すのはまず人間の弱者であるべきですね。
福祉政策としては良いでしょうが、現実に猫の不妊医療費全額補助を実行している、都内の市区町村は多いんだからね。地方都市は、これだけは前例に学ばないのです。

人間同士が犯罪を犯さず、助け合うのなんてのは当たり前のことです。
同じ命としての動物にまで慈愛と関心が行き届いて初めて、信頼すべき人間、そして豊かな社会と言えるのではないか。
百先生の教えてくれたのはそういうことではないでしょうか。人間達のことも深く書かれているよね。僕は「ノラや」を読んでからノラ猫を見るまなざしが変わりましたよ。轢死体を見ても、ノラ猫ならばその子の短い一生を憂い、飼い猫ならばその命を慈しんだかもしれない飼い主を思います。
可哀想というより、虹の国への旅が平安で、安らかであるようにと祈ります。
2009/01/26(月) 10:30:56 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
「ノラや」は昔読んでいて何度胸が痛くなった事か。せつなくて体が捩れる思いをしました。
迷子ねこさん早く見つかると良いですが。この寒空の中どうしているのかと考えるとつらいですね。
「初島の猫」ネットでいろいろと見てみましたが大変なことになっているのですね。
餌が無ければ見殺し状態。自然淘汰されればよいという考えなのか。
初島全体で餌やりを反対しているとはまるで悪者扱い。悲しい事です。
2009/01/26(月) 23:46:37 | URL | 順梟 #-[ 編集]
順梟さん
「ノラや」は切なくて「胸の痛くなる」本でしたね。猫好きはみんなそう、そういう感性の人にしか読めないでしょうし。

初島猫は島民そろって見殺しのようですね。
愛護法には、飼い猫の遺棄と飼育放棄を、罰則を持って禁止しているのに。本当なら行政執行が行われても良い犯罪者の集まりなんですがね。
ペット産業の味方で、流行の純血種の値段ばかり操作しているテレビ番組も、これを取り上げ糾弾しないと、全部どうしようもないバカ番組になってしまいますよね。
基本、僕は「ほのぼの系ペット番組」は見ませんけど、ノラへのアプローチを取り上げている場合はチェックしています。本質を見てるのはニュースの特別取材、まともなのはNHKくらいですかねー。
2009/01/27(火) 00:35:21 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
おひさしぶりです。
みゆき、お久しぶりですね。
偶然このブログを見つけてびっくりしました。
元気そうでなによりです。
ひのこバンドも続いているようで、すごいねー。

ところで以前からこんなに猫好きだった?
私も猫好きでは人後に落ちないつもりですが、負けるかも?(*^_^*)
現在我が家には黒猫♀とシャム雑種♂の二匹がおります。
以前に行方不明になった猫もいて、私も「ノラや」は涙なくして
読むことはできません。
友人の猫も早く帰ってくるといいですね。

またときどきこちらも読ませていただきます。
お元気で。


2009/03/08(日) 09:47:03 | URL | SUGA #9C6AS6kk[ 編集]
sugaさん
えー、あのスガちゃんかい?
ひのこバンドも僕らも元気ですよー。死んでしまった友達も多いけど、この年なら病気と死期は身近なものだね。
猫は昔から十数匹を中途半端に、半ノラ猫飼いをしていました。入間市に来てからは「ねこの会」に入って、まともな飼い方とノラの救済を勉強・行動中ですよ。このあたりは根深いノラ猫問題があるんだ。
また来てくださいよ。左側のフォームに「メールtoみゆき」もあるからね。
2009/03/08(日) 14:06:59 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
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