みゆき楽団歳時記
MIYUKI-BAND みゆき(おじさん)のアコースティックバンド活動・猫イラスト・猫自慢・フライフィッシング日記・工作・・・散らかってます。ごめんなさい
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猫のねすがた・丸く小さく柔らか、可愛い。
aozora 僕の敬愛する宮沢賢治さんは、動物にとどまらず草・木・鉱物から、果ては電信柱にまで、人間の個性や感情を持たせてしまう人だ。「月夜のでんしんばしら」のドッテテドッテテの行進や「シグナルとシグナレス」の恋物語がそう。
 先週の暖かだった金曜日、仕事場の窓から見えた風景。こんな青空の電信柱に出会えば僕も「真っ青なマントに雲の飾りをまとい、とくいげに背のびする“でんしんばしら”が・・・なんていうストーリーを思いつきそうなものだけど、そんな貧しい想像力にがっかりするよりも、賢治さんのお話を思い出すほうがずっと良い。その童話の空は湿って寒く、夜明けの暁光や、月夜のにじんだ光の深遠が似合うのだ。それは僕の見る大人しい空ではない。いつでも風が吹いていて、むなぐらがぐるぐるするような、ひと時も静止しない、重たく濃ゆい空気である。
marukarin 「猫は嫌いだ」と言いながら、賢治さんはその猫の感情と個性を鋭く擬人化した。また反面、賢治さんの猫は、闇とか死の世界、ものごとの裏側の語り手でもあったようだ。
 今年最初の猫自慢は、手(前足ね)で顔をおおって夢を見ている可愛い「カリン」の寝姿です。 (猫も夢を見るか?見ますとも)膝ですーすー眠っていて突然!ガバと起き上がり飛び去って威嚇の姿勢をとる。怪しげな影を探すように、きょろきょろとあたりを見回し怯えていることもある。小さいころの記憶か、暖かい母猫の胸から離されて捨て猫となり、川原を彷徨っていたころの恐怖が甦るのだろう。こんなときは可哀想で、抱きしめていつまでも撫でてやる。
 また、お気に入りの椅子で寝ていてズリ落っこちて「あ!いまだれかに突き落とされた」というシチュエーションを演じている場合もあるようだ。椅子の下をのぞいたり、椅子の背の匂いをかいだりして小芝居をする。不用意に落ちてしまったことが恥ずかしいのだろう。僕の顔をじっと見て啼く。
 「おとうちゃん、いま変なやつ来なかった?」「いいえ、なにごともありません。だーれも来ないよ」
moon4 いっぽう「ムーン」は産まれてすぐに、5匹の兄弟とともに母猫に置き去りにされた。産んだ家の天井裏ではさまって、母猫が連れ出せないまま、家主がレスキュー隊を呼んで引っ張り出したのだ。すぐにあちこちに貰われていき、それぞれが王子・王女の幸せを掴む。「ムーン」はいちばんビビリで小さな、ただ1匹の黒猫だった。だから野良として彷徨った恐怖体験はない。そのせいか、もっぱら美味しいものとか、楽しいオモチャの夢しか見ないらしく、ぐーぐーよく眠って、ときどきくくっと喉で笑っている。(猫も笑うか?笑いますとも)これはお母ちゃんのソファの背もたれの隙間に顔を突っ伏して、座ったままの無防備な寝姿。「苦しくないか?」と心配になるね。
 こうして僕が帰る時間まで、ほぼ1日を眠って過ごす。夕食後はそれぞれのテリトリーの膝やおなかでまたうとうとして、僕らが眠った後は深夜まで遊んで食べて喧嘩をする。夜明けごろにはふとんの足元で重しとなって、風邪を引きやすい僕が掛け布団を剥がさぬように押さえてくれる。
 この丸く小さく柔らかで可愛いもの。2匹で布団に来てくれるととても嬉しいのだ。そのせいで寝返りが重くてうなされても、お父ちゃんはちーともかまわない。
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テーマ:猫のいる生活 - ジャンル:ペット

コメント
この記事へのコメント
賢治と私
彼は北国岩手生まれ、質屋の倅で、専攻は農芸化学(土壌肥料学)、教員の経験あり、趣味はチェロ、好きな音楽家はベートーベン。

私は北国北海道生まれ、写真屋の倅で、専攻は農芸化学(生化学)、教員の資格有、趣味は声楽、好きな音楽家はバッハ。

結構、彼と私は似ているとも言える?んですが、賢治が永遠の恋人とのたまう我妻は全然違うよって強く否定しますね;泣;

私も若い頃、アメニモマケズなど暗唱していましたよ。

因みに、冷害に苦しむ岩手の農民を見た賢治は炭酸ガスをどんどん出して地球を温暖化させる小説まで書いていますね。
2008/01/22(火) 20:37:19 | URL | とらちゃんのおとうさん #6DEZL/Jo[ 編集]
とらちゃんのおとうさん
「雨ニモマケズ」「注文の多い料理店の序」僕の好きな詩で、両方とも歌ってしまっているから、嬉しく恥ずかしく、そして賢治さんを畏れます。彼も悩みの多い普通の若者として解る部分もあり、法華経信者としての聖職者のような、よく解らない気高い人でもある。イーハトーブへの憧れもある。僕は全く彼には似ていないですよ。火山ガスで空を覆い、冷害を止めようとしたのは「グスコーブドリの伝記」ですね。苦しくなる童話(伝記)だなー。僕はよりメルヘンなものが好きです。「ポランの広場」とかね。でも一番好きなのは、説話的な「虔十公園林」だ。
2008/01/22(火) 21:10:08 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
猫がすることなら何でも許せる。。。
「悪気があった訳じゃないんだから。。わざとやった訳じゃないじゃない。。」と。
だって、猫は自分がどう思われるか。。。なんて考えていませんもんね!
だからかなあ。。。相手が人間なら腹が立つであろうこともゆるせるんですよねえ~!
主人のイビキが眠りを妨げたのなら、クッソオォ~~!!と腹立てたりするけれど、猫たちに起こされても腹が立たない。。。。。。。。
猫好きのこの気持ち、わからない人にはわからないだろうなあ。。。
2008/01/23(水) 01:35:04 | URL | ねこつかい #-[ 編集]
猫に対する優しさと、猫同士が暮らしで見せる分かち合いと。人間がこれを持てれ戦争は無くなるよねー。野良にはテリトリーや繁殖の為の争いもあるけど、陰湿ないじめや無為な暴力はない。不妊した家猫はさらに賢くなりますね。この猫の理性を学ばなければいけませんよ。家具を破壊されても睡眠ストレスをもらっても猫なら許せる、人間の赤ちゃんと同じ純粋を持ち続けて生きているからでしょうね。そして、1匹ずつの個性に自分の善なる人間性を投影するから、愛しいのですよ。
2008/01/23(水) 08:14:49 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
>賢治さんの猫は~ものごとの裏側の語り手でもあったようだ。
親しくさせて頂いている画家さんの個展に伺った時、
静物画が多い彼女には珍しく、庭に佇む猫を描いたものがありました。
その猫の後ろには四角い黒い窓のような空間が描かれていたのを思い出しました。
彼女は「なんだかね、こう描かないといけない気がしたのよ」って
言っていましたが、猫の神秘性を、それに対する畏怖を感じた結果なのでしょうね。
そんな一面を持つ猫たちだけれど、膝の上で布団の上でまるくなる姿は、
ただただ愛おしい存在であるだけです。
2008/01/23(水) 13:35:26 | URL | しろりん #HuTodn/6[ 編集]
猫さんの世界というのは、おそらく理解できないでしょうが、
理解できないからといって、否定というか、その生活を虐げてしまうのはどうかなと思いますよね。
人間もそうですけれど、理解できない人は多くいるわけで、
積極的に理解しようとするようなしんどいことをする必要はないけれども、
その人の生活を自分の尺度で測らないと。
そういうなんというのか、生きていくを互いに守っていくというのでしょうか。
ですから、そのいのちも社会的に迷惑をかけない範囲で、
伸び伸びと生活させてあげると。
猫も犬も植物もですけれどもね。
人間はお天気さえもなんとかしようとしてしまうようですが。
などと、空の写真を見て、思ってしまいました。
(実は、私ですね、こそっと言いますけど。
ごめんね、宮沢賢治が嫌いな人なんですよ。
あ、はみらないでよ)
2008/01/23(水) 18:45:51 | URL | お狂 #-[ 編集]
しろりんさん
>猫の後ろには四角い黒い窓・ですか?その画家さんの心にも、誰の心にもある不安や闇を猫の後ろに置きたくなる。可愛い面と畏れとをともに感じさせる動物は猫だけだと思うよ。魅力はその辺りにあるのでしょうね。賢治さんじつは猫が好きだったと思います。作品に「吐きそうだ」と書いたのも逆説であって、実は人間(彼自身)を投影した上での自虐だろうか、とね。それはやっぱり猫に、悪魔性や死の匂いを感じていたからかな。つねに光を求めて生きたから、語り口としては猫を対極に置いていたのでしょう。
2008/01/23(水) 21:59:35 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
お狂さん
文章を創作し、物語を紡ぐ人にはアンチ賢治さんは多いですよ。苦しくて足元が不安で、僕も読めないと思う時期があった。嫌いと言うよりは怖いのですね。猫嫌いが実は猫恐怖である場合と同じかもね。なぜ今賢治さんを歌うかというと、膨大に深く作品を読んだからです。僕にはいらないメッセージも、必要な哲学や価値感の教えもありましたよ。一度離れておいて出会いなおしたときに読めたわけですね。お狂さんの言う否定しない、尺度を押し付けない距離感は僕も賛成。自然の一部、生命として暮らすことでしょうかね。
2008/01/23(水) 22:13:11 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
まるまるのにゃーこ
かわいいです♪
まるまったにゃーこたち
毛糸だまのように まるまるで
指でそっとさわると
耳がぴくぴくと  動いて
上下するそのちいさな おなかに
耳を当てると
鼓動が聞こえて
生きてるのって素敵だね。。。って
おもえます。
2008/01/23(水) 23:01:51 | URL | 夜 #6GmH2OXc[ 編集]
夜さん
そうだよー。大切なのは生きているってことです。こんな小さいまーるいものがなかなかすごいことを教えてくれるね。心臓が速く動くことは寿命が短いことなんだそうな。だから小さいものは悲しくて愛しいのかな。どんなに愛されても先に死んで、命の輝きを教えるために生まれてきたのかな。だからくよくよしてる暇が無いんだねー。人間も年を取って、残りのほうが少なくなるとそんなことを考えるようになるんだよ。
2008/01/24(木) 00:18:25 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
怖い夢を見たとしてもすぐ側に暖かくなでてくれる、お母ちゃんとお父ちゃんがいるもんね。
カリンちゃん。もう怖くはないよね。
ムーンちゃんと二人でみゆきさんのお布団をじゃんじゃん占領しちゃって~(^ー^)
2008/01/24(木) 03:36:31 | URL | 順梟 #-[ 編集]
賢治の夢、猫の夢
賢治の作品の多くは彼の独自の夢の世界ですね。サイト検索すると、多くのサイトで、賢治の詩や小説、童話を殆ど全て読めますし、一部は朗読を聴く事も出来ます。彼の夢は日本人に今も深く愛されているのでしょう。

さて、猫の夢ってどんな夢なんでしょう。私も、とらちゃんをはじめ複数の猫とこれまで同居してきました。良く観察すると猫は静に眠っている時もありますが、しばしば激しく眼球を動かしている時があります。

この睡眠中の激しい眼球の動きは人間の場合ノンレム睡眠の証しで、夢を見ているとされます。ですからこの時、猫も人間と同様に夢を見ている筈です。また、そうした時の猫は寝言や動作、表情を伴っている事も多いですね。

普段は家で生活している家猫でも、外出して獲物を獲った後には、ノンレム睡眠中に激しい唸り声や威嚇する表情をしますので、きっと獲物を獲った時の事を夢の中で反復していると思います。

小型の猛獣である猫にとって、ハンティングが最も至福の時間であるからなのでしょうね。本能ですね、きっと。
2008/01/24(木) 09:49:00 | URL | とらちゃんのおとうさん #6DEZL/Jo[ 編集]
順梟さん
カリンは1ヶ月くらい川原にいてカラスも見たはずだし、散歩の犬に脅されたかもしれない。そんな記憶の夢が怖くて目が覚めても、お父ちゃんがそばに居る現実に安心するだろうね。たび君は怖い記憶はないのかな?ゆうべも布団の足元には2匹が長く寝そべって、僕の寝かたはエビみたいだ。猫じゃなかったら蹴飛ばして掛けなおすはずの毛布もね、起こさぬようにそーっと抜け出て夜中のトイレ。あ、この年だと1回は・・・(老)(涙) |
2008/01/24(木) 12:27:44 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
とらちゃんのおとうさん
とらちゃんの思い出が強くて、今はまだ猫のいないおとうさんですが、猫の夢をまた覗いてみたくなったかな?猫が起きてていたずらするのも、眠って寝言言ったり笑ったりするのも、夫婦だけではかもし出せない素敵な時間になるよね。カリンはおそらくからすにでも追いかけられた記憶を悪夢として見てしまうんじゃないかな。出会いとは不思議です。まさに川原で出くわした子だから、特別な絆、特別な猫自慢。
2008/01/24(木) 15:48:05 | URL | みゆき #ulujXjxo[ 編集]
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