みゆき楽団歳時記
MIYUKI-BAND みゆき(おじさん)のアコースティックバンド活動・猫イラスト・猫自慢・フライフィッシング日記・工作・・・散らかってます。ごめんなさい
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僕のマンドリン(1)フラット・マンドリン「Aria AM-200E 」改造記
ジャンク・ギター再生と改造記録の、自慢にならないギター自慢カテゴリー
mand1.jpg 「みゆき楽団」の写真で、いつもど真ん中で僕が弾いている「エレクトリック・マンドリン」がこれだ !!!・・・と言ってもGibsonの名器なんかじゃなくて、安価な入門用「ARIA-PRO2」(アリア・プロ・ツー)メイドイン中国の”さんきゅっぱ”くらいです。14?5年前?に楽器店で触ってしまい、練習してみたくて買って来たのだ。
 それまでは「フェンダー・テレキャスター」を掻きむしっていたので、最初は本気じゃなかった。ところが・・・コードを探り、トレモロに気合が入ってきて、勢いでチョーキングまでする頃には、僕は完全に「ロック・マンドリニスト」?となってしまったのだった。
 当時のバンドには、気合十分のエレキ・ギターが3人も!居たしな。
 元はエレキ用のシングルコイル・ピックアップが外付けされていて、1ボリューム・1トーンの””キャンキャン””としたエレキ・ギターの高音的な、ハーモニクスの無いチープな音だった。
みゆきひのこmand3.jpg交換テール

 まずはピックアップを「FISHMAN(フィッシュマン)」のブリッジ感知式にブリッジごと取替えた。
 (ピエゾ+コンデンサマイク・ブレンド式の高いのを買っておきながら、ライブ中のブレンドが面倒臭くてコンデンサマイクをはずして捨てた・・・バカです。)

 そのPUに付いていた{FISH MAN}のステッカーを加工し、ヘッド・ロゴの上に貼って「FISH」と言う架空のメーカーに偽造する。僕の「素人工房」の名前が「RIVER-FISH」というんだよ。

 シングル・コイルPUを外した穴を塞ぐために、鼈甲(べっこう)柄のピック・ガードを自作した。

 オモチャみたいだった「糸巻きペグ」を信頼の置ける「GOTHO」の製品に交換した。

 安物のトーン・ポットとノブをはずして捨てて、「オールパーツ」の250KΩポットの1ボリュームに改造した。残ったトーンの穴には、大好きな「グレートフル・デッド」のスカル・ステッカーを貼る。

 磨り減ったへロへロのフレット・ワイヤーを”慎重に”外し、全部「ギター用の厚手ワイヤー」に打換えた。

 テール・エンドのメタルも、ヘビーなものに変えた。これは「SUZUKI」のホール・マンドリン用タイプだ。90度でサイドに付けるから、ブリッジの前に1回、弦のテンションが掛かり、チューニングが安定するはずだ。鳴りにも良い影響が出たような気がする。
mand2.jpg ・・・と言うわけで、ほとんど木部を残して別の楽器になってしまった。
 ボディーも合板だし、ネックは一応「ローズ指盤」だが、毎回弦のテンションを下げないと反りが出そうな危うい感じである。
 ここまでやると「もっと良いマンドリン」が買えるじゃないか?何故こんなことにお金を掛けるのか?とも思う。・・・それは、毎日弾き続けた13年間の「エイジング」というものが(安物ではあっても)楽器の箱の鳴りを、明るく強くするからだ。
 ※ [楽器のエイジング(age-ing)]:経年変化と弦の振動による木材や塗装の乾燥・熟成です。
 だから捨てられない、木の命を感じて、楽器に情が移るのだ。

 このことは、この記事を面白く思い読んでくれる「楽器溺愛症候群」の人なら必ず解ってくれる。
 ↑その上に、ちゃんとぴったりサイズで手作り、本皮に刻印ロゴ入りのストラップが運命的?に現れたりする。ギター・コレクターで楽器溺愛症候群のソロ・シンガー「うえたけ君」が、マンドリン用に良いだろうと持ってきてくれたのだ。
 使われることも無く家にあった、と言うのだが・・・僕には「このマンドリンに出会うために、ずーっと待っていたんだねー!」・・・としか思えません。全ての楽器には、それぞれの物語がある。
※[夜の追記]:
サンフリー2.8 改造終了のマンドリンを抱えて、今日は16時からの「テヒリームの歌声ティー・パーティー」。YAMAHAの「ステージ・パス500W」を持ち込んで大合唱!
 19時からの「サンフリー・ライブ」(←写真。ベースのJiro君も乱入!)で弾きまくった。
 「さるお」と「ゆういち・ソロ」にもマンドリンで乱入!・・・20曲を超えたんじゃないか?
 指先が・・・痛いです(喜)。

 「テヒリーム」には「川筋ネット」のWadaさんYamaさんをはじめ会員さんたち。 
 お店のファンや、僕のファン(違うか?)。「みゆき楽団」が4人。
 お店の愛犬「チャッピー」に会いに来て僕に捕まった「猫の会」のMotoyamaさん。
 指笛奏者のHosodaさん(猫たちに猫草、僕に自家製の燻製を頂いた)。
 主催のギタリストHiranoさん。ケーキやコーヒーを用意してくれたスタッフの皆さん。
 後ろのほうで、ゆったりとノリつつ良い声で歌ってくれた皆さん。
 素晴らしい声でリードしてくれたおばさま達と、武蔵野音大の女子大生(麗)。
 みんなどうもありがとう。是非、またやりましょうね。
 客席と一緒に合唱し、自分達のオリジナル曲を聞いて貰うこと。
 ・・・あんまり楽しくて写真をお願いするのを忘れました。
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ギター自慢(にならない)その(2)・2PUマーチン完成!「露出の弦アース」
完成 前回から再会したギター自慢カテゴリーですが・・・。「マーチン・000-1R」を2点検知のボリューム付きエレ・アコに改造する話。試行錯誤を重ねた結果。・・・完成しました(涙)!
(D-シリーズのような芸術的マーチンを持っている人は参考にならないよ)
 前はジャンクを再生した「ヤマキ・デラックス」にボリューム・ノブを付けて弾いていたが、それは1つのピエゾ・ピックアップをブリッジ1弦側の直下に付けただけのものだった。
 やはりエレキな音しか出なくて、バンドに混ざればまあまあだが、ソロでアルペジオなんかを弾く気にはなれなかったのだ。
PU位置 今回のマーチンには、ピエゾ式の草分け「バーカス・ベリーのDISQIS」を2個持っていたので、迷い無く付けてみた。並列で250KΩポットに直結・・・その2点は、アンプ調整と取り付け位置をいろいろ試して・・・
←ここ(白い○のところ)に決定。やはりブリッジ直下は必要だね。もう1個をボディーの下やネック裏などに貼って鳴らしてみたが、中低音の鳴りは、どうもホールの左下が僕の好みらしい。マーチンらしい、ふくよかな明るい音がするのだ。ボリューム・ノブの位置も僕にぴったりだ。
 アルペジオの5・6弦の響きも良くなったし、アンプのエフェクトも品が良くなった気がする。
弦アース 自分でマグネットの「シングル・コイル」やピエゾPUを付ける人は、大抵ノイズ対策に悩まされる。
 僕のエレキ・マンドリンもそうだけど、テールがスチールならここにアースを取っておけば良いのだが、アコースティック・ギターはアースを落とす場所が無いのだ。
「ギター・ピックアップ」←の意味はここを見ておくれ。

 それでは、と・・・弦アースを取ることにした。オーディオ・コードのシールドを剥いてヨリ線を作り、プラグのアース側にハンダ付けするだけ。1弦の穴から出してエンド・ピンと弦で挟んで押し込むのだ。弦を触っていれば、プレーヤーの人体がアースになって「ノイズレス」が実現できる。
 アップでこのくらい、大して目立たないよね。「ありんこ・ゆういち」が来たので弾いてみてもらったけど、ちょっと見ても言うまでは気が付かなかった。銅線の光沢がくすめばもっと馴染むだろう。
 裏からプレートを貼って加工するのなんかよりずっと手抜きで楽チンだよ。
  ・・・欠点は、弦交換のたびに、ちゃんとアース線が接するように確かめなくちゃいけないこと。でもみんな、エンド・ピンを刺すときは弦の緩みが無いように気を付けるだろう?
 弦の交換ていうのは、ライブ前日に気合を入れる瞬間でもあるから、ちっとも苦にならないよ。

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ギター自慢(にならない)マーチンのボディーに穴開ける!
 ギター自慢カテゴリーを再開していこう。これが6回目かな?
 相変わらず「プロのリペア・マン」が見たら目が点となり、ひっくり返りそうなことをやっておりますからね。 今まではエレキのピックアップ配線改造や、ジャンク・ギター再生の格闘記だった。
アコギ1 ←最近の僕の机の上です。乗ってるギターが違うだけで、片付けようの無いこの雑然。
 今回は「マーチン・000-1R」という安価シリーズで、もう廃番。メーカー希望価格1,500$。日本の店頭で15万円だった。薄いマットな塗装で、D-シリーズのような光沢や貫禄は無い。しかし、そこが気に入っているんだ。D-はマンドリン弾きの僕には大きすぎるしね。
 女性や子供にも手に合う、エレキみたいなネックと、羽のような軽さで人気があるらしい。今はチューナーやカポ付きで半額(8?9万円)くらいで買えるはず。
 ・・・僕は「待ってました。」と言って買ってしまったので、オマケも無く恩着せがましく、たったの15%引きで高い買い物をした。ネット楽器店も価格比較サイトも見ず、手に取って弾いて決めたんだからそれで良いのだ。
「みゆき楽団」のギター団員たちは、AG用エフェクターやボリューム・ペダル、ホール付けのアクティブなプリアンプ調整で音量やトーンをいじっている。
ヘッド傷アコギ2 これではトラブルも多いし、電池の心配もあるし、なにより演奏中に音量調整で下を向くのはカッコ悪い(と僕は思う)のである。僕は音質はアンプで決めて、手元にボリューム・ノブ(単なるパッシブなアッテネーター)があれば良いのだ。
 ←だから僕の最良の位置に必要な穴を開ける。これから1ボリュームで、ピエゾ・ピックアップが2個、ブリッジ直下と胴に付いた2点検知式の(なんちゃって)エレアコを配線する。
 もちろん2点をブレンド調整する、なんてのはしゃらくさい(出来ない)ので並列に繋ぐだけだ。
 果たしてどんな音になるのか?危険ですから、良い子のギタリストは真似してはいけません。

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ド素人ギター・リペアマンの恐怖・ゴミだったギターを弾いてやるぜ!
 ギター自慢だよ。ライブの後日はバンド友達が見に来るのでこれをやる。自慢したいからである。テレキャスとストラト
 ずいぶん前にギター自慢カテゴリー(お好きな方はクリック!)を作って、ジャンクだった「Grecoのストラト・キャスター」の改造記事をやった。糸巻きペグやブリッジ、ボリューム・トーンのポッドとノブなど、金属部品全部と、ピック・ガードを交換。僕はカッティングでリズムを弾くときに、ボリュームに手が当たるので、2トーンをまとめて1トーンにして、ブリッジ側のピック・アップはディマジオのハムバッキングに交換した。・・・永いあいだ埃をかぶしたままでごめんよ、僕が悪かった。いまは僕のメインギターとなって活躍中であります。
 左は「Fenderアメリカのテレキャスター」70年前後のギターで、もっとも永く僕と付き合っている。塗装もいい感じで焼け、擦れて剥がれている。こいつもピックアップ以外はほとんどの金属部品を交換し、ブリッジも純正3点アジャストから6点に交換。ハムバッキング・スイッチ付きのターボ・サーキットに配線し直した。大体このときに、弦高の微調整なんかも必死でやるから、ギターはほとんど自分の理想の弾き易さとなるのだ。
ヤマキのヘッドサウンド・ホール 今日は狭山市の福祉作業所「ぶどうの会」で貰ったギターの修繕です。お正月にライブをやったときに、倉庫でゴミとして忘れられていたこいつに出会ったのだ。
 今はなき「YAMAKI」という伝説のメーカーだ。ヤマキ・デラックスというシリーズで、ブリッジに金属製のサドルとアジャストねじが付いていたが、これは使い物にならない。デラックス、とわざわざ書いてあるものってそんなにデラックスではないことが多いね。しかし音を聞いてびっくり、からからに乾いて単板も薄くて、ものすごく良く鳴るのだ。これは何とか再生して弾いてやらなくてはいけないと思った。
 きっと何年も張りっぱなしだった弦のテンションで、トップの板のブリッジ部分が膨らんでしまって、チューニングも出来ない状態だ。アコースティック・ギターには致命的なもの。これをゆっくりと3回に分けて1ヶ月をかけ、タオルの上からアイロンで熱を加えながら、出来る限りの平面に戻した。塗装が熱で変色しても気にしていられない。ピック・ガードが溶けてしわしわになってしまったので、鼈甲柄の塩ビ板を購入してカットし、貼りなおした。ブリッジはがしクランピング 内部の骨組みであるブレーシング材も膨らみが原因で接着がゆるんでいる。これは隙間に接着剤を足し、突っ張り棒のような専用のねじ付き器具で、内外から押さえて貼っていく。サウンドホールの穴から手を入れて、見えないし手がつりそうだし、大変な作業だった。
 で、いよいよ使い物にならんデラックスなブリッジをはがし、マーチンのオーソドックスなローズ・ウッドのものに交換しようとしている。接着をはがすには、アイロンを当てて熱しながら、恐る恐る時間をかけて、カッターを横にして切っていくのだ。力任せにやってトップ板を割ってしまったら、それで全てが終わりだからね。
 サウンドホールからブリッジまで届くこのC型クランプ、どこの工具屋を探してもなくて、結局、京都のギター専門工具メーカーでネット買いしたもの。専用のタイト・ボンドで貼り、強くクランピングして一昼夜圧着。
 今回はここまでだ。あとはネックの反りを直し、サドルをじっくりと削りながら、何度も弦を張っては緩めながら、ぎりぎりの弦高を微調整するのだ。写真でお分かりのように、すでにボディー内蔵のピックアップを仕込んでいて、ボリューム・ノブを付けちゃっている。木工の大仕事を後回しにして、こういう電気的な楽しいことを先にやるのが僕らしいだろ?
 弾ける状態じゃないというのに、ラスタカラーのストラップを楽器屋で選び、すでに抱えたときの見た目を気にしてる。なんともお調子者だね。でも、こうしてテンションを上げていかないと、アコギの修繕というのは苦労が多くてやっていられない。
 しかしまあ、プロのギター・リペアマンが見たら、お?い!と叫んでひっくり返るようなヘタクソなことを、日々ニタニタしながらやっているわけです。

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グレコ・ギターファンの方どうぞ・団塊世代、いやビートルズジェネレーションですね?
 何回か動物関係のことが続いた。命のことや虐待について・・・怒ってばかりで疲れるし、ブログを開くのが辛くなるからね。楽しみなことを書こうと思う。今日はプアマンズギター自慢の4回目です。
 「おお、懐かしい」なんて言わないでよ。グレコは今もジャパニーズ・ビンテージギターの雄であります。昨今は名工ZEMAITIS(ゼマティス)とのライセンス契約を取って、さらに素晴らしいギターを作っている。綺麗でカッコよくて、絶対欲しくなるギターです。田舎ではなかなか楽器屋になくて、本物にはまだ出会っていない。
grecorogogrecooldrogo このGrecoのロゴは、左が洗練された今のもの。右は1971年から74年限定のもの。新しく見積もっても34年前の製作というわけだ。手に入れた当時はこれを知らなくて「グネコか?」なんて言って、馬鹿にしていたのだった。・・・無知でごめんね。

grecost.head じつはこの時期の上級モデルはコピーでありながら、本家フェンダー・アメリカのギターに勝るとも劣らぬ評価を受け、高値で取引されている、らしい。というわけですから、今では自慢のギターであります。(現金なやつでしょ?)
 このグネコ・ギターを僕は3本、いつのまにか持っていた。そんなに高いものじゃないが、前に←「ギター自慢(2)」で紹介したストラト・キャスターモデルもそう。重たいボディーでサスティーンの効いた生音。5点セレクターとディマジオのハムバッキングPUに改造してある。

greco3greco4 ←こいつも「Gneco」いや「Greco」だよ。フェンダー・プレシジョンベースのコピーだ。でもちゃんと重いプレシジョンの音がして、アレンビックの良いやつを持っている友達がラウドなセッションをするときに借りに来るほどである。
 これもそろそろ、イクイップメントを交換してやらないとノイズが出始めている。ボリューム・ポットやジャック部分はそれほど高価じゃないから、ピックアップ以外の改造や部品交換は安くてとても楽しみな作業なのだ。磨いたり撫でたり、ストラップをいろいろ変えたりするのも楽しいね・・・
 そう、ここでは弾くほうの話はしないのだ。

greco1greco2 ←こいつがお気に入りのリッケンバッカー・モデル。コピーというよりも、もどきである。木部のみで金属部品のない状態で、捨てるというのを貰ってきて、純正部品をマウントした。本体が微妙にリッケンバッカー仕様じゃないところがあって、デザイン的には独自のものになってしまったのだが・・・でも音はカリッとサクっと、中身はふっくらな大好きな音だ。初期ビートルズの曲のリズム・ギター、だと思ってください。デモ・テープなんかをちょっと作るときはダイレクトでMTRのラインに突っ込んじゃうのだけど、ちゃんと暖かい音が録れるから嬉しいのである。

 ・・・これらのギターには1本1本手に入れたときの物語があるのだが、この話は長くなるよ。話の長いオヤジは嫌いですか?じゃあ、それはまた今度です。

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フェンダーテレキャスター・わが最愛の1本のギター
 この「フェンダー・テレキャスター」の第1号が世に出たのは1948年だ。電気式でピックアップの付いたソリッド(空洞のない)なボディーのギター。市販品としてはこれが元祖であるらしい。その後、1952年に「ギブソン・レスポール」が、1954年(僕の生まれた年だ)には「フェンダー・ストラトキャスター」が発表されて、ギターはポップスの主役の座に駆け登った。それまではでかいフルアコースティックにピックアップを付けて、バンドの後ろでおとなしく座っていたわけである。ほとんどのギタリストが、ピアノや管楽器のバッキングとして、コードやちょっとしたアドリブを弾いていたんだからね。
 僕がギターを持ったのは10歳のとき。わさび漬けの箱にたる木のネックを取り付け、打った釘に針金を張ってビヨヨ?ンと弾いていたら、ある日父親が安物のクラシックギターを買って来てくれたのだ。しかしこの時代、ギターを弾けると言う大人が教えてくれるのは、決まって「古賀メロディー」だけだった。学校では掃除の時間に、ほうきを抱えた男子どもが、グループサウンズの真似をしたものだ。雑巾を持った子も負けじと、今で言うエアギターを弾きまくっては、時代をはるかに先取りしていたのだ。
 そしてついに、1966年ビートルズが来日し、ローリングストーンズが紹介されると、日本のギター少年達の音楽生活は一変した。クラシックギターやアコースティックギターを持たず、いきなりエレクトリックから入る者が増え、プログレッシブロックへと突っ走っていく。いっぽう古くからのフォークシンガーや、カントリーファンの「生ギター弾き」は彼らの音楽を軽蔑した。ボブディランが「エレキギター」を持ってステージに現れ、往年のファン達の罵声を浴びた、などというのも今は伝説である。この辺がリアルタイムなのは、今の還暦世代から僕らくらいの年代。団塊世代と呼ばないで、ビートルズジェネレーションと呼んでくれ。
telecas2 僕がはたちで買った「テレキャスター」30年以上前の輸入品は高かったな。そしてこの頃のフェンダー・ギターの特徴、とても重たい。エレクトリックバンド「ひのこバンド」を結成したのはその3年後だ。それから5年前にマンドリンを持つまでの30年近く、ほとんどこいつ1本を弾いてきた。ほかの良いギターを買う余裕もなかったし、欲しくもなかった。じつに僕の気分にぴったり合う、音もデザインも色も、僕に似合うと思って弾き続けた最愛のギターなのだ。
 その間一度も、メンテナンスらしいことはしなかったな。ハードアッシュのボディーとメイプルのネック・指板は、日に焼けても塗装が擦れても味わいだけど、金属・電気部品の劣化は演奏に影響が出るから、普通は10年くらいで取り替えるのだ。
telecas1 こいつは30年頑張ってさすがに調子が悪くなったので、まずは糸巻きペグをクルーゾンタイプの新品に取り換えた。ブリッジ部分も、純正の2弦ずつの3点アジャストから、各弦個別の6点アジャストのものに交換。ハーモニクスの精度が格段に良くなった。ピックアップ配線と、ポットと呼ばれるボリュームやトーンのコントロール部品も、ターボサーキットというやつに交換した。これはトーンのノブをプルアップすると、二つのシングルコイルピックアップが直列配線となり、太いハムバッキングサウンドが得られるというものだ。僕はライブ演奏中には機械をいじくるのが面倒だし、クリアな音が好きだから、リミッター以外のエフェクターを使ったことがないのだが、このスイッチならダイレクトインで使える。アンプのチューニング次第で、オーバードライブ音が気持ち良く響くからね・・・。前回の「ギター自慢」の記事に書いた、グレコのストラトキャスターも、改造後は非常に良い感じである。音の多彩さではこのストラトには負けるが、ライブではやっぱりこいつ「テレキャスター」が僕の最強の武器である。しかしまあ、いつでも背中に担いで降ろさないのはariaの「エレクトリックマンドリン」でありますよ。

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「ギター自慢(2)」・修理と改造の楽しみ。
 いきおいのあるうちにギター自慢(2)を続けてアップ。僕のが終わったら、楽団メンバーのギターを取材して紹介したいのでどんどんいくのだ。前回、お狂さんのご主人がギター好きなのを彼女のブログで知ってネタにしたら、早速のコメントで「工具箱とハンダを出してきてカバーを剥がしてなにやらぎしぎしやっている」と呆れ顔の報告が来たばかり。ギター溺愛症候群。病状はまずカタログが増える(見てるだけだよと言いながらよだれが出てる)道具が増える(大きさの違うドリルやペンチ・ヤスリが箱いっぱいになる)弾いてるより磨いてる時間が増える、などである。
greco1 じつはこれが最近の僕の机の上だ。ほぼ同じようなことをしているでしょう?だからお狂さん、うちの奥さんを含めて、女性陣はますます呆れ、ギター好きのおじさん同士はニンマリするのだ。
 ピックガードと呼ばれるねじ止めのフタを開け分解し、ボリュームやトーンのポット、トレモロアーム、糸巻きペグなど、全ての金属と電気的イクイップメントを交換・改造しようとしているのだ。ブリッジ側のピックアップは純正シングルコイルに換えて「DIMARZIO」のハムバッキングピックアップを装着する。2個あったトーンコントロールは、ガンガン弾くときに邪魔なので1トーン・1ボリュームとし、切り替えスイッチを5段階接点の物に変えて配線しなおす。これでシャープなきらきらした音から、乾いたハーフトーンと呼ばれる複合音、ウォームで骨のある強い音まで、1本で5変化の多彩な楽器となる。
greco2 こいつの正体は古い「グレコ」のストラトキャスター・モデルだ。このロゴ「n」にも見える「r」の上に○が付いているね。これはグレコが1971年から3・4年間のみ使っていたデザインなんだそうな。これ以降もマイナーな変化があり、いまはさらに洗練されているね。シリアルナンバーが読めないけれど、こいつも30数年前に製造されたオールドギターというわけである。糸巻きペグもクロームのクルーゾンタイプに換えてあげる。ネット楽器屋soundhouseに注文したら3週間も待たされた。待ち遠しいことってそんなには無いから良いんだがね。
 「Grecoのギター」と聞いて懐かしい、と思う人は同年代だろう。20年ほど前、野外のライブでフリマを広げていた友達から買った。ハードケースもオマケで、たしか3000円。その友達の手に合わせ、ネックが薄く削られている。
 フェンダー・ジャパンと言う会社も無くて、1ドルが300円なんていう70年代。いま10万円で買えるギターも3倍の値が付いていたわけだ。グレコは若く貧しいギター少年達に、本場フェンダー・アメリカの音とデザインを届けてくれていた。こいつも(おそらく)たいした木ではないが、ムク板のボディーはすごく重たくて良く鳴る。今のフェンダー・ジャパンのギターはびっくりするほど軽いが、70年代は元祖FENDERも重かったのだ。ギターに適した緻密で乾いた木材のストックが、まだ豊富にあったんだろう。
 1973年に新品で買ったテレキャスターはもっと重くて、その演奏は肩こりとの勝負なのだが、それは次の自慢に置いておこう。このストラトが完成したら、僕は嬉しくてしつこく後日談を書くことになるね。
 乞うご期待・・・してませんな。。。。

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新カテゴリー「ギター自慢(1)」・古いギターとの新しい出会い。
 バンドブログの人たちが必ずやるのが「ギター自慢」である。僕は「猫自慢」ばかりしていて、大切なことを忘れていたのだ。演奏はしないけど、コレクターで楽器博士なんて人もいる。そんなサイトをあちこち見て歩いては、羨ましがったり勉強したり。ギターのウンチクはバンドの楽しみの半分を占めているくらい。そこで新しく「ギター自慢」のカテゴリーを作った。「家を売って買う一億円のバイオリン」・・・じゃなくても、僕らの楽器は生き方を表現する大切なステータスだ。野口五郎君や松崎しげるみたいにビンテージばかり100本持っています、なんて人はギター博物館でもやってもらうとして。ここでは僕らプア・ミュージシャンたちの、出会いのメルヘンを感じさせるギターの紹介をやって行きたい。
 僕は今、3本のアコースティックギターを持っていて、1本は息子に託してある。同じく3本のエレキギター。そして1本のベースギターと2本のマンドリン。がんばって買った「フェンダー」と「マーチン」もあるが、ほとんどが、友達に貰った。ゴミ置き場で拾った。倉庫の奥から発掘した。フリマで値切りたおした。なんていう、まさに「特別」なやつばかり。しかし、リサイクルだとか、ジャンク再生品だなんて言ってはいけない。ギターリペア術というのは、木工・電気・音響工学を含む高度な工芸のいちジャンルであって、そこには「技術」も「道具」も「歴史」も、「愛」さえもあるのだ。
 (少し前に、アーチドトップギターの名工「べネデット」の工房と作業風景がテレビに写った。山本耕史君の「ウルルン滞在記」だったが、僕は内容などそっちのけで、工房と美しいギター製作過程の映像に夢中になった。100万円を下るギターはない、こんな巨匠が手の内を見せるなんて!日本のテレビもやるもんだ。)
 僕の持つギターの本数が多いかどうか、価値観でずいぶん変わってくる。僕にはまだ欲しいギターが何本もあるが、かつて「お狂さん」のブログで、物質の価値と「足るを知る」生活について論じたおりだった。僕と同じくギター好きの、彼女のご主人のコレクションが槍玉に上がった。
 「シンプルライフを貫いてもギターは増える。どうせ弾くのは1本なのに・・・」というわけだ。
 いーえ、抱えて弾くのは1本でも、愛する気持ちは無限大でありますぞ。女性はお出掛けに一個しか持てないくせに、クローゼットの棚にはいくつものブランド・バッグを陳列したがる。
 物が溢れかえって、「もったいない」というスピリットをよその国から教わるような日本では、家電も車も洋服も、修理・補修などは絶対にせず、全てはガラクタと成り果てる。それを思えば、大切にされ修理を重ね、いつまでも良い音を奏でる楽器たちは、すでに単なる物ではない。アート作品であり、演奏者の相棒であり、彼の宝物なのだ。 

 バンドの歴史の中で、本当に縁のある巡り会わせで手に入れたギターたち。あるいはローンを組んで、やっと払い終えた憧れの名品。これら、はげしく自慢すべきもの。
 そろそろ長い能書きはやめて最初の一本を・・・ 
y.s2 このギター、うちのマンションのゴミ置き場で、真夜中に僕を呼んだ。「粗大ゴミは自分で処理しましょう」という管理人のメッセージをぺたりと貼られ、捨てられる日を待っていた。僕は持っていた燃えるゴミの袋を放り投げ、そいつを抱えて走って帰ったのだ。
 ←このS・Yのロゴは見慣れないが、サウンドホールからはS・ヤイリのサインが見える。ビギンの「一五一会」で有名なK・ヤイリ(一男さん)の叔父(貞夫さん)の工房だ。y.s 
 マーチンのD?タイプを意識したライン。音は乾いた鈴のようでとても良い。しかも相当弾き込まれている。フレットワイヤの減りを見て解るのだ。「良いギターだよ」と言ってあげたけれど、貰った人はその価値を知らなかったんだろう。錆びた弦が素人っぽく、ひどく下手糞に巻いてあった。ゴールドの糸巻ペグにはmade in westgermanyと書いてあるから、ドイツ統合の1989年以前の製作だろう。ピックガードが鼈甲柄で曲線美なのもなかなか良いね。大切に磨き込んで錆を落とし、一人暮らしの息子に預けた。写真は彼の部屋で撮って送ってもらったものだ。捨て猫みたいに僕を呼んだ可哀想なギターであった。息子よ・・・たまには弾いてくれているだろうか。

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