友人「ヒロ」の福祉施設「春の陽農場の収穫祭ライブ」楽しかった!良い思い出・・・ 「ひのこバンド」:皆んな遠くから、前の日の夜に集まって、この施設に泊まった。夜明けまでワイワイと話の花が咲き、自由なセッションでほとんど寝ていない。おバカな連中だ。ライブの最後に、いつものエレクトリックのラウドな演奏で盛り上がる。
宮澤賢治さんの「雨ニモマケズ」(ジュゴン作曲)を歌うみゆきと「風のペーパー」マスターの絶唱です。いつでも「ぶっ飛んだダンサー」がステージ前に出現する。これは僕らの喜びです。
「たくや」とドラマーの「とも」:この施設に通う、車椅子のシンガーたち。体に麻痺があって、舌足らずな言葉でも、必死に歌を伝えくれる。素晴らしい個性の持ち主だ。こんなふうに歌える「健常者たち」が、一体どこにいるだろうか?
こうした歌い手を「ヒロ」たちがサポートし、表現していることがなんとも素晴らしい!
「みちこ」:彼女も車椅子のシンガーだ。愛らしい女性である。
やはり言葉は聞き取りにくいが、同じ目線で温かなメッセージを伝えてくれ、圧倒される。
”障害”?などと言うなかれ。
この強力な個性に耳を澄ませば、しっかりと烈しい思いが聴こえてくる。
「アマナ」:この日、音響やステージの設営を引き受けてくれ、自らも相方の彼女と歌ってくれた「ター坊」さん。人間の輝き、素晴らしい生きる力。豊かな声でくりかえし歌う。
自信を持って生きようね!・・・と。優しげなギターの音、カフォン・シンバルのリズムも、僕にはじつに心地よかった!シンプルで良いなあ。
充実した「音響器材」もうらやましい。僕もPA(音響器材システム)をいじるのが大好きなのだ。興味の無い人にはよく解らないであろう話題で「ター坊」さんと盛り上がった。
「Quli(クリ)」:ライブ前夜に、埼玉の春日部市から参加した。初めての、誰も知りあいの居ないこの場所で、自然なリフレインを奏でつつ、しっくり溶け込む女の子。
前夜のセッションで、気に入ったメンバーを引き込み「新しいクリバンド」を作ってしまった!
「山之口獏」の名詩(高田渡作曲)”生活の柄”を歌いこなす。「森ガール」先駆けなのだ。
「皆んなの食堂」:参加者の昼ゴハンのために作られた、新鮮な自給の野菜料理やうどん。
カレーライスも、全品無料のフリーレストランだ。土と触れあい、格闘し、遊び、汗を流して収穫する、もてなしの心が嬉しくてならない。愛情たっぷり、美味しいに決まっているのだ!
本当に楽しくて、すがすがしいお祭りだった。お客さん(農場の友達)は自由にばらけて、ステージ前はこじんまりとしている。こんなライブは「お外で遊ぶ子供」のようなほほ笑みに溢れて、距離感もなく、安心できる。
はるかに八ヶ岳の山並みをあおぎ、快晴の二日間を満喫した。
ステージの片づけを手伝い、丹精した「春の陽農場のお米」をお土産に頂いた。そして夕方、僕らは帰路に着く。みんなみんな、ありがとう。具体的に、人々の慈愛を実感するのは良いものだ。
また来年も来ようね、と約束し・・・。